寺山修司記念館
033-0022
青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
TEL0176-59-3434 FAX0176-59-3440
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展示室1




そら豆の殻一せいに鳴る夕
母につながるわれのソネット

その晩遅くなってからわが家に火事があり、近所の家まで焼けてしまった。警察では漏電だといったが嘘だった。ほんとはおれが机の引き出しにかくしておいた一匹の蛍が原因だったのだ。

自伝的映画『田園に死す』で主人公にこのように語らせた寺山修司はまた『テーブルの上の荒野』という歌集を作るほどに、「」という言葉に限りない広がりを持たせようと試みたりもしました。そして1983年5月4日、その寺山修司は、何もかもを机の引き出しに置き忘れたまま、自分の存在を不確かなものとして旅立っていったのです。この記念館はそんな寺山修司を「探す」ことを展示構成の基本としています。詩に、短歌に、俳句に、映画に、演劇に、写真に、スポーツに、メルヘンに―――。

旅立っていった寺山修司の足跡はさまざまなところにさまざまな形でたくさん残されています。みなさん、どうぞ「机の引き出し」を開けてみて下さい。

消えていった寺山修司を探してください。かつて、さまざまな所に寺山修司はいました。寺山修司は多くのものに興味を抱きました。そして、これだけたくさんの足跡を残したのです。

これだけ多くの足跡を残した寺山修司は本当に一人だったのでしょうか?本当に消えていったのでしょうか?いや・・・・・・・


  ●>>文学<<●(著書タイトル) ◎われに5月を◎血と麦◎家出のすすめ◎ポケットに名言を◎ああ、荒野◎空には本◎地平線のパロール◎迷路と死海◎勝者には何もやるな◎誰か夢なき◎赤糸で縫いとじられた物語◎さよならの城◎はだしの恋唄◎愛さないの愛せないの◎暴力としての言語◎パフォーマンスの魔術師◎時代のキーワード◎身体を読む◎仮面画報◎幻想図書館

ひとの一生かくれんぼ
あたしはいつも鬼ばかり

赤い夕日の裏町で
もういいかい まあだだよ

百年たったら帰っておいで
百年たてばその意味わかる

かもめは飛びながら歌をおぼえ
人生は遊びながら年老いてゆく

人はだれでも
遊びという名の劇場をもつことができる

どんな鳥だって
想像力より高く飛ぶことは
できないだろう

わかれは必然的だが
出会いは偶然である

野に咲く花の名前は知らない
だけど野に咲く花が好き

人生はたかだか
レースの競馬だ!

   ●>>演劇・映画<<● ◎血は立ったまま眠っている◎青森県のせむし男◎大山デブコの犯罪◎毛皮のマリー◎地球空洞説◎ノック◎レミング◎奴碑訓◎田園に死す◎書を捨てよ町へ出よう◎さらば箱舟◎ボクサー◎上海異人娼館
ころがりしカンカン帽を追うごとく
ふるさとの道駈けて帰らん
かくれんぼの鬼とかれざる
まま老いて誰をさがしにくる村祭り
一本の樫の木やさしそのなかに
血は立ったまま眠れるものを

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